人生の成功法則を知り、やりたいことをやって生きる

人生が豊かになるための成功法則について研究しています。 人生がうまくいく人といかない人の違いは何でしょうか? 神様に喜ばれるような心がけや行動の黄金律とはどのようなものでしょうか? 成功者と言われる方々の成功の法則とは何でしょうか? 収入が増えることやビジネスがうまくいくことは豊かな人生に確かに直結しています。 しかしそれでも人生が豊かでないと感じる方が多いのはなぜでしょうか? 人生において 「心も」豊かになる方法を追求し どういう心がけでどう行動すれば 「心穏やかで、かつ前向きになれるか」 を実例を交え

意外に自分って良いところあるよね

私の知り合いの人の
勤めていた職場での話しです。
 
その方を仮にTさんとします。
 
ある日Tさんは職場であるスーパーの
レジで
ズラッと長蛇の列になったお客様が
買い物のために
カゴに入れた商品を
バーコード読み取りシステムで
読み取りながら
ひとりひとりのお客様に
対応していました。
 
その時、
自分のとなりのレジで
支払いをスマホ
お財布ケータイで済まそうと
されたお客様が
スマホをカバンから取り出そうとした瞬間、
スマホカバーが外れて
落下し
Tさんの足元近くまで
落ちた勢いで
動いたそうです。
 
Tさんは後ろ向きであったため
足元のスマホカバーに気づかず
後ろに一歩下がった際に
誤ってスマホカバーを
踏んでしまいました。
 
「パリっ」
という音がして
割れた感覚が
あったそうです。
 
Tさんは
それに気づき
カバーの持ち主であるお客様に
謝罪をしました。
 
ただ自分の列に並んでいるお客様が
まだたくさんいるために
店長を呼んで
スマホカバーの
お客様への対応を任せたのです。
 
いろいろな周りの人の話を聞くと
そのお客様は
全く怒っていらっしゃらず
落とした時は
「エッ、エッ、どうしょぅ」
とおっしゃってましたが
結局は
お店から千円支出し
代わりのケース代を
弁償するという形になりました。
 
そこまでは
それで良いのです。
 
その後が問題で
パートさんのシフトなどを
管理されているチーフと
呼ばれている方が
Tさんが次の日に職場にいくと
他の人がよくみるカベに
スマホカバーの一件の
記述とともに
「以後こういうことがないように
気をつけましょう」
とのコメントが
チーフの方より
あったそうです。
 
もしあなたが同じような場面に
出くわしたら
どう思いますか?
 
そのチーフの方は
周りの人の話しを聞くと
店長さんから
千円の支出のための支払い証明など
を指示されたり
現場対応が
十分出来てないことの
指摘を受けたのが
自分的に気に入らずに
こういうTさんへの
対応に出たようです。
 
つまり
私が述べたいのは
「チーフさん、あなたは何者でいらっしゃるのですか?」
ということです。
 
職場で役に就くと
こういう勘違いをする人がいます。
 
「人間は誰しももともと大したものではない」
と考えるのが
人間関係のストレスをなくすのに
役立ちます。
 
自己否定ではありません。
 
もともと何者でもない自分が
自分の良いところを
ひとつずつ自分で見つけていって
「意外に自分って良いところあるね」
と自分を認めていくのが
良いのです。
 
他人を扱き下ろしたり
裁いたりして
自己を保とうとするのは
自分の中に
過去に他人に愛されなかったか
自分が愛することが出来なかった
経験からくる
人間関係の穢れが
火種となっていることが
多く
自分でそれに気づかずに
癒されていないことが
考えられます。
 
自分は相手より上だとか、下であるとか
考えて人を裁いたり落ち込んだりするのは
意味のないことです。
 
人は自分単独で存在しているわけではありません。
 
自分が存在する世界で
自分に関係がある他人やものは
目に見えていないものも
含めて非常に多いのです。
 
自分は自分の世界の一部であり
自分の世界にいる他人も
自分の一部という考えが
「縁起」
という考え方で
他人を裁くことは
自分を裁いていることになります。
 
Tさんは他にも
有給休暇をなかなか取らせてくれない
チーフさんの態度にも
我慢できずに辞めてしまいました。
 
30人以上いたパートさんは
8人まで減ってしまいました。
 
有給休暇をパートさんに
「取らせてあげる」
という対応も正しくありません。
 
パートさんの戦力化は
特に小売業や接客業では
非常に大事なことで
それが上手くいくかどうかで
売り上げにも関わってきます。
 
人のマネジメントを考える際に
人事評価制度を導入したり、
改定したりして
従業員のモチベーションアップのために
賃金体系変更を検討する企業様も
多いようですが
そういった目に見えるシステムの
部分を見るだけでなく
 
「お金とこころはつながっている」
ことを意識するのが
良いでしょう。
 
つまり職場で従業員さんがいかに自分の持てる能力を
発揮できるような環境づくりが
できるのかを
考えて実行するのが
売り上げを上げる最優先事項なのです。
 
お客様からのクレームや問題が
あったのなら
貼り出すのはやめましょう。
 
周りの人の士気が下がります。
 
逆に
お客様からの感謝の声は
貼り出しましょう。
 
お客様からの感謝の印は
お金と同等以上の価値があり
働いている人にとっても
お金以外のモチベーションと
なり得ます。
 
お客様からの感謝がなくとも
チーフなどの管理者から
たまには
感謝の言葉があってもよいと
思います。
 
それは甘やかしとは違います。
 
成長を「生温かく見守る」
それは
親が子どもを見まもるようなことに
通じるものがあります。